
オリーブオイルは健康に良いことはもちろん、
美容としても効果があって
食べても肌に塗っても美容効果や
保湿効果がある優れものです。
しかし、一方で肌がかゆい、アトピーのような症状が出た
といった問題が発生している人もまれに見かけます。
今回、そんな「オリーブオイルで肌がかゆい!」といった症状を起こしている
原因についてまとめてみました。
①安物オリーブオイルに注意!
まず、注意して欲しいのがオリーブオイルの値段です。
特にスーパーで500円以下で売られている商品は
保管しやすくするために賞味期限を延ばすため、
何度も加熱や加工がされています。
その加熱や加工を繰り返すうちにオリーブオイルが劣化し
酸度が高くなっている可能性が高いです。
そのため、敏感肌の人は酸度の強いオリーブオイルを塗ってしまい
肌荒れを起こしてしまうのです。
具体的には、顔にニキビが発生したり、肌がボロボロになったり、肌がかゆい など
といった症状があらわれます。
また、敏感肌の人でなければ良いというわけでもありません。
オリーブオイルを肌に塗っている人の多くが、美容効果や保湿効果を期待して
使用していることが多いのですが、スーパーの500前後の安物オリーブオイルでは
そういった美容効果や保湿効果があまり期待できません。
これは同じく加熱や加工が原因で栄養素が失われ
効果が少なくなっていたり、効果が全くない可能性すらあります。
また、安物のオリーブオイルには他にも問題があります。
②肌がかゆいのはアレルギーの可能性がある。
それはアレルギーの問題です。
海外から輸入されたオリーブオイルには他のオイルと混ぜられている可能性があります。
全部が全部・・・という訳ではありませんが、わりと多い確率で
何らかの油と混ぜられています。
裏面の成分表示を確認しても混ぜられていることすら表示されておらず、
何より外国語表記なので理解するのが難しいでしょう。
特にピーナッツ油が使われていることもあるので、
ピーナッツアレルギーの人は要注意です。
これは生産者が水増しならぬ油増しをしてコストダウンをさせる悪質な行為なのですが
海外では多くのオリーブオイルでそのような行為が行われています。
輸入のときに検査で引っかかる場合もあるのですが、
ごく微量に含まれていて引っかからない場合や
正規ルートを通っておらず個人で仕入れて検査すらされていない場合もあるため
このような現状になっています。
どうしても海外のオリーブオイル製品を使いたい場合は
裏面表記に輸入業者の名前がしっかり明記してあることを必ずチェックしましょう。
輸入業者の名前が表示されていれば、その業者が責任をもってその商品を取り扱っているという
意味ですので多少信頼性があります。
③劣化している可能性
最後は、保存や管理の問題です。
オリーブオイルはボトルで売られていることが多いため、
人によっては使い切るまでに2ヵ月、3ヵ月と日にちが経ってしまいます。
その間、オリーブオイルは劣化が進んでどんどん酸化していくのです。
酸化したオリーブオイルを使うと①でも話したほうに
ニキビ、ボロボロ、かゆい といった症状に・・・
オリーブオイルはオリーブの実から搾りだした油ですから果物や野菜と同じナマモノです。
食品として使うにしても、肌に塗るのに使うにしても半月~一ヵ月以内で使い切りたいところです。
また、オリーブオイルを保管している場所によっても劣化の速さが異なります。
空気に触れたり、日光にあたったり、熱を加えられたり
することで酸化が速くなってしまうのです。
そのため、
- フタを開けっ放しにしない
- 温度変化の激しい場所に置かない
- 暗い場所に保管する
といったことを意識しましょう。
料理で使うためによくガスコンロの近くにオリーブオイルを置いている人がいるのですが、
その場合劣化がとても速く、危険ですのでやめておきましょう。
肌に良いオリーブオイル選び
①②③と「肌がかゆい」という問題を回避するための対策を伝えてきました。
結論から言うと、いかに安全で新鮮なオリーブオイルを入手し保管できるかということです。
しかし、スーパーでは安全なオリーブオイルを見分ける手段がありません。
そこで、私は以下の2つの方法をオススメしています。
- 量り売りをしているオリーブオイル専門店を訪ねる
- インターネット通販を利用し、安全で新鮮なオリーブオイルを購入する
あまり知られていない事ですが、オリーブオイルを量り売りしているお店もあります。
オリーブオイルの工場見学 や オリーブオイルの試飲 なども出来るところがあり、
安全で新鮮だということが直接目で見て確かめることが出来ます。
試飲することでも、新鮮さや質の良さを確かめることが出来ます。
ただ、スーパーほどありふれたお店ではありませんので、
住んでいる場所によっては少し遠くまで足を運ばないといけない可能性があります。
もう一つの方法が、インターネット通販で購入する方法です。
試飲こそ出来ないものの、安全性や新鮮さをしっかりアピールしているところもありますので
そういったところで購入すればまず間違いはないでしょう。
ということで・・・
家の近くに量り売りのお店があれば、そちらに買いに行く。
近くにない場合や毎回足を運ぶのが大変という場合は、
インターネットで安全性や新鮮さを確認して購入するという方法で良いかと思います。
インターネットで買う場合、
- 酸度が8%以下
- 純粋なオリーブオイル
- 純度100%
- 混ぜてない
といった部分を確認して購入すれば良いオリーブオイルが入手できますので
ぜひこの項目を確認して購入してみてください。